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保存と管理

日本酒の保存方法と賞味期限

日本酒は「生き物」

日本酒は開封後も変化し続ける。温度・光・酸素——この3つの敵から守ることが、酒を美味しく飲み続けるための基本だ。逆にこの変化をコントロールすることで、熟成という次元の楽しみも生まれる。

光を避ける

日本酒の大敵は紫外線だ。光が当たると「日光臭(ひなたくさ)」と呼ばれる不快な香りが生じる。茶色や緑の遮光瓶が多いのはこのためだ。透明瓶の酒は、新聞紙で包むか冷暗所に必ず保管すること。

冷やして保管する

高温は酒の劣化を著しく早める。「火入れ」を施した一般的な清酒は冷暗所でも保管できるが、冷蔵庫が理想だ。「生酒」「生詰め」は必ず冷蔵庫で保管し、できるだけ早めに飲み切ること。10℃以下が目安だ。

立てて保管する

ワインと違い、日本酒は必ず立てて保管する。横にすると酒と空気の接触面積が増え、酸化が進む。また栓と酒が接触するとコルク臭やキャップ臭が移ることもある。

開封後の目安

火入れを施した酒は開封後1〜2週間以内に飲むのが理想。冷蔵庫保管で1カ月以内なら品質を保ちやすい。生酒は開封後1週間を目安にしたい。ただし酸化によって「枯れた」味わいになることがあり、それが好みに合う場合もある。

熟成という選択肢

意図的に長期間保管し熟成させた「古酒(熟成酒)」の世界がある。5年・10年と眠らせた日本酒は、琥珀色に変わり、ナッツのような深みある香りと旨味が生まれる。すべての酒が熟成に向くわけではないが、生酛造りや純米酒は熟成ポテンシャルが高い。

飲みきれないときは料理酒に

飲みきれず少し酸化した酒は、料理酒として使うと無駄なく活用できる。魚の臭み消し、煮物の深み出し、肉の柔らか化——日本酒は料理の名脇役にもなる。

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