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酒蔵の読み方

ラベルの情報を正しく読む

ラベルは酒の履歴書

日本酒のラベルには、酒の個性を知るための情報が詰まっている。読めるようになると、飲む前から酒の輪郭が見えてくる。初めての蔵の酒、見知らぬ銘柄でも、ラベルを読む技術があれば「外れ」を引く確率が大きく下がる。

特定名称

純米大吟醸・大吟醸・純米吟醸・吟醸・特別純米・特別本醸造・純米・本醸造の8種類。記載がない場合は普通酒だ。特定名称は品質の一定の担保になるが、普通酒が劣るとは限らない。

精米歩合

「精米歩合45%」とあれば、米の外側を55%削り、残りの45%を使ったという意味。数字が低いほど多く削り、雑味が少なくフルーティな酒になる傾向がある。一方で低精白(70〜80%台)を意図的に選ぶ蔵も増えており、米の旨みを最大限に活かす哲学として注目されている。

日本酒度

「+5」「-3」などの数値で辛口・甘口の目安を示す指標。プラスが大きいほど辛口、マイナスほど甘口。ただし酸度との兼ね合いもあり、日本酒度だけで味は判断できない。参考値として使おう。

酸度

有機酸の多さを示す指標。高い酸度の酒はシャープでドライな印象、低いとやわらかくまろやか。日本酒度と組み合わせると、「辛口でキレがある」「甘みがあるのに飽きない」などの特性がより正確に予測できる。

アミノ酸度

旨味成分の目安。高いほど旨味が濃く、低いほどスッキリした酒質になる。燗酒に向く酒はアミノ酸度が高いことが多い。

製造年月と生詰・生貯蔵・生酒

製造年月は実際の醸造年(酒造年度)ではなく出荷・瓶詰めの月を指す。「生酒」は火入れ(加熱殺菌)を一切しない酒で、フレッシュだが要冷蔵。「生詰」は貯蔵前の火入れのみ、「生貯蔵」は出荷前の火入れのみ。それぞれフレッシュさの度合いが異なる。

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