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— COLUMN / ガイド

純米酒と本醸造——どちらを選ぶか

醸造アルコール添加の意味を正しく知り、自分に合う酒を選ぶ。

2026年3月12日

「純米」か「本醸造」か——日本酒を選ぶとき、この違いで迷う人は多い。醸造アルコール添加への誤解を解き、それぞれの特性を正確に理解しよう。

醸造アルコールは「悪」ではない

醸造アルコールといえば「安物」「薄め」というイメージを持つ人がいるが、これは大きな誤解だ。品質向上を目的とした醸造アルコールの添加は、吟醸香を引き立て、キレを出す醸造技術だ。戦時中の「三増酒」(増量目的の多量添加)と混同されてきた歴史があるが、本醸造・吟醸の添加量は厳しく制限されている。

純米酒の特徴

米・米麹・水のみで醸す純米酒は、米の旨味がダイレクトに出る。どっしりとした旨口のものが多く、燗酒との相性が良い。冷やすよりも常温〜燗の温度帯で本領を発揮する酒が多い。また、時間をかけた熟成に向いているのも純米酒の特徴だ。

本醸造の特徴

少量の醸造アルコールを添加した本醸造は、スッキリとした飲み口と香りの透明感が特徴だ。冷やして飲むと淡麗でクリーンな味わいが楽しめる。食中酒として料理を邪魔しない万能さも持ち合わせている。

どちらを選ぶか

料理と合わせて長く飲むなら本醸造。じっくり酒そのものを楽しむなら純米酒。燗にするなら純米酒が向く。もちろん例外も多い。最終的には「自分の舌で決める」のが正解だ。

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